三瓶山 2013.12.31



帰省の途中、三瓶山に登ることにした。

しかし、冬の山登りは、親がとても心配する。

だから実家には、「石見銀山に寄って行く。」と真赤な嘘をついた。

「嘘つきはドロボウの始まり!」と親に教えられた寝太郎。

ちょっとヤマしいが、「嘘も方便!」と言い訳し、三瓶山に向った。
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10:20、登山口出発。

三瓶山は、一面の雪に覆われていた。。

「石見の国の白山」である。

ある意味「石見銀山」じゃないか。

「盗人にも三分の理!」

屁理屈をこいてみた。

いやいや、嘘つきであるが、盗人ではないぞ。

心ある嘘はついても、泥棒にはなりませんから!
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今回のコースは、「スキー場跡→大平山→女三瓶山→男三瓶山」だ。

まずは、スキー場跡の緩斜面を進んだ。

一本のトレースが、スキー場トップに伸びていた。

寝太郎は忠実にトレースを辿った。
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「忠実に」というと聞こえがいいが、ようはラッセル泥棒だ。

犯っちまった…

やはり嘘つきはドロボウの始まりであった。



スキー場トップで下山者とすれ違った。

トレースをつけてくれた、先行者様である。

泥棒としては、ちょっとヤマしいすれ違いだ。

先行者様は、激しいラッセルの末、太平山で力尽きたとおっしゃる。

「あなたはドコまで?」と尋ねられ、「男三瓶山まで…」 とネズミのオナラより小さな声で答えた。

(泥棒のくせに、偉そうなことを言ってしまった…)

我ながら「干支レースのネズミのやり口のようで、汚いなぁ…」と、とてもヤマしい。

しかし、先行者様は寛大にも、「がんばってくださいね!」と励まして下さった。
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鼠小僧ネ太郎は、ヒンズー教徒になり、うし様を崇め奉ることにします。




そして、寝太郎は登りを再開した。

泥棒生活は、一度やったらヤメられない。

ネズミ小僧ネ太郎は、引き続きラッセル泥棒して進んだ。



先行者様のトレースを辿り、大平山に登った。

そして、次のピークの女三瓶山に向った。

女三瓶山の登り口で、トレースが無くなった。

いよいよ自力でラッセルだ。

泥棒稼業から足を洗い、カタギの道を歩き出した。
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ネズミの嫁入りのお婿サマに倣い、勤勉にラッセルします!



女三瓶山には、ジグザグの夏道がついている。

蛇行した夏道をたどって進んだ。

ネズミ小僧から、今年の干支のヘビに変身だ。

どうせ干支ならイノシシに変身し、頂上へ一気に猛進したい。

しかし、夏道を外れると腰や胸まで埋もれる。

あと12時間とはいえ、まだ巳年なのだ。

ヘビに敬意を表し、おとなしく蛇行した。
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太ももまでのラッセルは、とてもしんどい。

「カタギの道は歩きづらいぜ…」

「こんな時に相棒がいてくれりゃなぁ~」

そんな思いが頭に浮かぶ。

ルパン三世のようにデキる相棒が欲しいところだ。

そしたら交代でラッセルできる。

そんな事を考えていたら、ちらりと後続者が見えた。

「おー、次元かな?五右衛門かな?。早く俺に追い付いてくれ!」

後続者の存在に希望を抱き、ラッセルに励んだ。 
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11:10、男三瓶山と女三瓶山の分岐に到着。

男三瓶山まで60分とある。

しかしこの雪道では、2時間以上かかるだろう

時間的にやばい。

女三瓶山には寄らず、まっすぐ男三瓶山に向った。
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一旦下り、男三瓶山を仰ぎ見た。

鞍部には吹き溜まりがあり、腰まで埋まる。

泥棒仲間(後続者)が、待ち遠しい。

 はぁ~(後続者は)
 はぁ~(ジゲンかな?)
 はぁ~(ゴエモンかな?)
 はぁ~(ゴエモンより…)
 はぁ~(ヤエモンがいいなぁ…)
 はぁ~(機関車ヤエモンなら…)
 はぁ~(本当にいいなぁ…)
 はぁ~(後続車はラッセル車ってか?)
 はぁ~(アホくさ……)」

脈絡のない空想に捉われつつ、ラッセルを続けた。
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後続者の追い付き具合を確かめるため、振り返ってみた。

「あれ? 相棒がいない。ジゲーン、ゴエモーン!」
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後続者は、女三瓶山の山頂に立っていた。

後続者は、ルパンを利用できるだけ利用し、最後に裏切る峰不二子であった。
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仕方ない。

もう楽チンな泥棒生活の可能性はなくなった。

自力で道を拓くしかない。

立派なカタギの男になってみせるぜ!

まずは、この小ピークを越え、男三瓶を目指すのだ。

更生への道を進むのだ!
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更生の道は、かなりの急登だった。

ネズミ小僧からカタギになるには、この壁を越えねばならない。

しかし、この道は登る端から崩れていく無間地獄だった。

これでは、ハムスターホイールで遊ぶアホネズミではないか!
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なんとか小ピークを登り切った。

しかし、まだまだ男三瓶は遠かった。

銭形のとっつぁん…、降参です。

12:35、敗退決定。
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13:07、女三瓶山に戻って小休止した。
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寝太郎は、三瓶山を穏やかな山だと想像していた。

名前から、おにぎりが三つならんだような山姿をイメージしてたのだ。

「ちょっと、スノーハイクへ」というノリだった訳だ。

甘かったっす。
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このあと食べた「アイスおにせん」は、結構いけました。



14:05、駐車場に戻った。

そり遊びで雪と戯れる家族がたくさんいた。

楽しそうだ。

それに引き替え、雪と戦い惨敗した寝太郎。

みじめであった。

このまま、年が暮れるのはさみしい。

寝太郎も雪と楽しく戯れたいぞ。

幸い車には、スノボがある。

一本だけスノボで滑ってみることにした。
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ボードを担いで再出発だ。

登りでは、またネズミ小僧(ラッセル泥棒)になった。

そして、ゲレンデトップに到着し、一息ついた。
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ブログ的には、「最後に来年の干支のウマのようにスノボを楽しんだ。」って書ければ、締りがいい。

しかし、「馬」とかけて「スノボ」と解けるのはねずっちだけだろう。

このお題はネ太郎には解けなかった。

では、何の干支に変身しよう。

龍がいい。

バージンゲレンデにの軌跡を残すのだ!

天 翔ける龍がごとく、ゲレンデを舞うぞ!

GO!



5秒後、ノーズが雪面に刺さり前方一回転で転倒。

全身雪まみれのヒツジに変身してしまった。
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気を取り直して、立ちあがった。

今度こそドラゴンになるぞ!

燃えよ、寝太郎!

アチョー!
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歴史は繰り返す。

10秒後、また、でんぐり返った。

羊が二匹…

俺は不眠症じゃねぇぞ!

仕方ない。

滑りを楽しむのはあきらめた。

コケないことだけに集中だ。
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滑走終了。

爽快な滑りにはならなかった。

しかし、滑走跡は、天翔ける龍となっただろう。

いでよ! ドラゴン!



……

振り返ると、ゲレンデには死にかけのヘビがへばっていた。
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あと9時間で、ヘビ年も終わりだもんなぁ。

ヘビ年の掉尾を飾るに相応しいスベリだったってことにしよう。


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この記事へのコメント

2014年01月06日 18:16
明けまして おめでとうございます
一人ラッセルは大変でしたね・・・それにしても素晴しい体力で、頑張りましたね。
私も同じ事がありました・・・後ろに見える後続者が早く追いついてくれないかと心待ちしながら進んでも、結局は敵も大したもので、最後まで追いついてくれませんでした。
スノーボードの跡は、ヘビから馬ソリにバトンタッチしたようで素晴しいですね♪~
本年も たくさん笑わせて頂きます♪~
2014年01月07日 06:20
リッキー様。あけましておめでとうございます。
なるほど
へびから馬へバトンタッチ!
ネズミ小僧としては、盗みたい言い回しでござんす。
そんな盗みというか、勉強を重ね、楽しくブログを書いていこうと思いますので、今年もよろしくお願いします。

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