白馬岳 2018.8.2~4



ブロ友(けいこたん・じゅんパパ・ガック隊長)の白馬岳遠征に同行させて頂いた。

しかし、休暇の関係で全日程の同行は無理だった。

なので、白馬山荘で合流し、一緒に下山することにした。

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山中でうまく落ち合えるか不安だったが杞憂であった。

歩いてくる寝太郎を、遠くから隊長さんとじゅんパパさんが発見してくれたのだ。

寝太郎は皆さんの姿に気づくことができなかった。

遥か彼方から、「寝太郎さ~ん!」と呼ばれてとても驚いた。

本当に驚いたので、判別できた理由を聞いてみた。

すると、「歩く速さと、身体のバランスで判りました。」とのことだった。

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矢印の場所から撮影地の私を判別!




なるほどである。

寝太郎の身体バランスには顕著な特徴があるのだ。

胴部の長さをY軸、脚部の長さをX軸とする座標平面に、我が国の男性6000万人のデータをプロットすると、第一象限上にY軸に対し43度の傾きを持つ帯状のデータ点群が現れるが、寝太郎のデータは点群の中心帯から大幅に左上方に乖離した位置にあるのである。

…………。

我ながら分かりにくい表現である。

では、数式で表現しよう。

座高偏差値>80.0

…………。

これでも分かりにくい。

いや、本当は分かって欲しくないのである。

でも、これでは話が進まない。

仕方あるまい。

告白しよう。

悲しいかな寝太郎は、胴長短足 なのだ。

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胴長短足は誇らしいことではない。

しかし今回に限っては胴の長さが役に立った。

そこで今回の記事は「胴長あるある」で行こうと思う。



まずは八方尾根のリフトで入山した。

12:00、リフト最上部から出発。

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リフト。

これは胴長にとって危険な乗り物である。

乗客の安全を守るべきセーフティーバーが、凶器と化すからである。

寝太郎はセーフティーバーに後頭部を殴打されたことが何度かある。

しかしである。

セーフティーバーなら、被害はひどくてもタンコブ程度だ。

本当に危険なのはフード付きリフトである。

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あのフードに挟まれたことが一度あるのだ。

フード内に胴部は残ったが、頭部と脛部はフード外。

進撃の巨人に捕食されたような姿である。

「フードのフードになっちゃった!」

普段の寝太郎なら、そうボケるところだが、出てきたのはこんな声だった。

「グゲェルブ ブィィ…」 (「へるぷみー」のつもり)

しかし、誰も助けてはくれない。

死の危機に瀕し、普段長大な胴を支えている背筋が、火事場の馬鹿力を発揮。

なんとか巨人の口をこじ開けて生還しました!



その経験から、ザックを担いでリフトに乗ると、あの世へ搬送されることを学んだ寝太郎。

ザックを隣席に置いて、安全にリフトに乗車した。

そして無事に八方池に到着。

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八方池は美しかった。

映画のワンシーンのようであった。



映画といえば、胴長には困ることがある。

映画館で後ろの観客の邪魔になってしまうのである。

超胴長の寝太郎は、一度後ろの観客から言われたことがある。

「椅子は倒して座るんですよ」と。

当然だが、椅子は倒していた。

後ろの観客よ…

「俺は『バカ高い座高の男』だが、『座席を倒さないバカ』ではないっ!」

と一喝すべきだが、そんな根性はなかった。

「あっ、倒すの忘れました!」と見栄っ張りなウソをついてしまった。

仕方なく、腰を前に突き出した不自然な姿勢で映画を見届けた。



14:52、本日の宿泊地の唐松岳のテン場についた。

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寝太郎はテント内で座ると、天上に頭がつく。

座っても頭が高い。

なんとも無礼な男である。

しかし現実には礼儀正しい男であると見られることが多い。

あぐらをかいてても、正座しているように見えるからだ。

「どうぞ足を崩してください。」なんて、言ってくれるのである。

もうこれ以上崩せないけどね。

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翌日、唐松岳を越えて不帰嶮を歩いた。

長い胴を活かし、無事に通過!

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短い脚で苦労したことは内緒!




9:05、天狗の頭到着。

「天狗の頭」から連想される思い出がある。

小学校時代の身体測定である。

寝太郎は「上体そらし」で、殿胴入り級の大記録を打ち立てた。

先生が用意していた定規では足りず、定規2本で記録計測されたほどだ。

2本目の定規が用意されるまでの間、寝太郎は得意げな顔で上体を反らし続けた。

その顔は、鼻高々で赤く上気し、まさに天狗であった。

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写真は天狗山荘




10:26、白馬鑓温泉の分岐到着。

胴長は温泉では一長一短である。

道後温泉本館、別府竹瓦温泉など、古い名湯の湯船はとても深い。

しかしその深さが寝太郎には丁度いい。

そんあ名湯をゆったり楽しめるのは、胴長の特権であろう。

一方でカランの前に腰掛けても、鏡が低くて顔が映らない場合がある。

そんな時は髭剃りに難儀するので、それはデメリットだ。

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10:54、白馬鑓ケ岳到着

ガスに覆われて、景色が見えなかった。

景色が見えなくて、胴長ならではの恐怖体験したことがある。

TDLのスペースマウンテンである。

スペースマウンテンの醍醐味は、暗闇を疾走するスリル感である。

「もし障害物があったら…」と想像し、ヒヤヒヤする訳だ。

しかし、規格外の座高を誇る寝太郎にはヒヤヒヤではすまなかった。

「本当に頭が吹っ飛ぶかも…」という、本物の恐怖と対峙させられたのだ。

まぁ結果的には、寝太郎は無事に生還できたのだが…

それは寝太郎が、誰よりも深く屈んでいたおかげだろう。

もしふんぞり返ってたら、寝太郎の頭は砕け散り、Mt.SPACEの宇宙塵と化していたであろう。

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白馬鑓ケ岳で休んでいたら、空が晴れてきた。

ザックをベット代わりに寝ころんで休んでいた。

今回はテント泊用の70Lザックなので、ベットとして十分な長さがあった。

20Lくらいだと、枕にしかならないのだ。

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ゆっくり展望を楽しんだ。

そして白馬本峰へ向かった。

すると杓子岳への登り返し辺りで、ガック隊長からメールが入った。

「もう、白馬岳に着いた」とのことだった。

小股ながら 急ピッチで白馬本峰へ向かった。

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そして、白馬頂上宿舎のテント場で合流。

前述した通り、ここで寝太郎の胴長が役に立った。

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白馬山荘のベンチで再会を祝った。

ビールで乾杯である。

お三方のおごりのビールである。

胴の長さに比例し、皆さんは350ml、寝太郎は500mlのロング缶であった。

それを遠慮なく飲み干した。(じゅんパパさん分まで、飲みました…)

物理的にもマナー的にも頭が高い寝太郎なのであった。

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そして翌日、4人で下山である。

まずは優雅に白馬山荘のスカイラウンジでモーニングコーヒーした。

コーヒーも皆さんのおごりである。

そして座席は窓際の特等席。

座高があるので奥の席から十分眺望を楽しめるのだが、やはり頭の高い寝太郎なのであった。

7:10、白馬山荘出発。

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そしてお花畑へ。

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お花摘みしてしまいそうなお花畑であった。

盗掘のことではない。

お小水をチビってしまいそうなほど豪華絢爛たるお花畑だったのである。

お小水といえば、短足にはメリットがある。

短足寝太郎は子供用便器でも普通に小用を足せる。

なので、お手洗いが混んでいても大丈夫なのだ!

(逆に海外だと、背伸びが必要で大変です。)

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綺麗なお花畑で尾籠な話を恐縮です




落石注意の急斜面を下った。

こんな場所でも胴長は有利だ。

落石が頭に当たると致命傷だが、胴が長いと避ける幅が広いからだ。

しかし、ブロ友の皆さんは石など落とさない。

残念ながら、そのメリットはここでは発揮できなかった。

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さらに下ると、寝太郎の胴よりも長い行列とすれ違い。

なかなか進めず、嘆息が漏れた。

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短足が盛れて、足長になれたらいいのにな!




10:36、大雪渓。

ここも短足には有利なシチュエーションだ。

お尻の有する位置エネルギーが、長足者より少ない。

従って尻餅をついても衝撃が少ないのだ。

さらに、そもそも重心が低いので安定しているのだ。(←科学的根拠なし。)

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14:02、猿倉にゴール!

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2泊3日の道程の割に短い記事となった。

ブロ友さんとの山旅が楽しくて、あっと言う間だったからだ。

本当に楽しかったなぁ。

寝太郎の胴長短足の話より、ずっと楽しい出来事だらけだった。

なので本当はそんな話を書きたかった。

しかし、その楽しかった話を書いていてはキリがないのだ。

盛りだくさん過ぎるのだ。

なので、やはり胴長短足の話でまとめよう。

道(胴)は長いが、楽しさのあまり日(足)は短かい山旅でした。

おとぼけ隊の皆様、本当に有難うございました!


この記事へのコメント

風来坊
2018年08月09日 15:18
こんにちは、寝太郎さん。
北アルプスで合流とは、なかなかおしゃれです。
白馬岳は人気の山ですので、よくぞちゃんと合流できたと感心しています。
ただ、文中の写真を見ていると、寝太郎さんのテントが青色で、意外に少ないので、これが本当は目印だったのでは?と当て推量している風来坊です。
そんなことはさておき、白馬岳で飲んだビールは格別の味だったのは間違いないですね。
お疲れ様でした。
2018年08月09日 21:20
風来坊さん、こんばんは。
私が2泊3日で八方~猿倉、けいこたん隊が3泊4日で栂池~猿倉です。「2泊3日で親不知~猿倉って怪物???」と、風来坊さんのコースの話題でかなり盛り上がりました。くしゃみが止まらなかったのではないですか?
合流できたのは、長い胴に加え、速い足がポイントだったのですが、風来坊さんのスピードを考えるとお恥ずかしいところです。
でも、ビールを開けるスピードはなかなかのものだったと自負しております。山のビールは格別ですね!
けいこたん
2018年08月09日 22:29
寝太郎さん、こんばんは。
大変楽しい時間をありがとうございました。
ここに感謝の言葉を百万回述べても、足りないくらいです。
九州にお出での際は、是非お声かけくださいませ。(≧∀≦)
ミュージカルソングを歌いながら、低山のゆっくり歩きを伝授できればと思っております。(≧∀≦)
けいこたん、おはようございます。
こちらこそ楽しい時間を有難うございました。
かなりいい加減なガイドでしたが、優しい皆様に顔を立てて頂き、ガイド然として過ごさせて頂きました。浮いた宿泊・ご飯代で靴を新調しました。本当に有難うございます。
また、遠征の際はお声掛けください。よろしくお願い致します。
じゅんパパ
2018年08月10日 17:39
いやぁー、本当に楽しい山旅になりました(^。^)
絶景とビールと笑いが止まらないおしゃべりと…。寝太郎さんのネタろうぶりにすっかりハマりました!
山ガイドから観光ガイドまでやっていただいておとぼけトリオ大感謝です。
新品の山靴がボロボロにならないうちに、またご一緒したいですね(≧∇≦)
2018年08月10日 22:05
いやぁ、楽しかったですねぇ!
山も素敵でしたが、やはりお風呂と酒盛りですね。普段ひとりの寝太郎としては、パーティで、それも話のレベルが近い方々との山旅は、考えてみると初めてでしたので、本当に楽しかったです。
片道300㎞の範囲内は守備範囲なので、遠征の際は是非またご一緒させてください!(ガイドの腕を上げておきます。)

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