斜里岳 2018.6.10
斜里岳にやってきた。
困った名前の山である。
「シャリだけ=(寿司)ネタなし」
なんだかネタを禁じられた感じがする山名ではないか。
普段、山でのネタを記事にしているネタ郎。
ネタを書かないなんて、ありえない。
なので「シャリだけ」の記事は、敢えて「ネタだらけ」で書こうと思う。
7:15、そんな訳でコハダ寒い清岳荘を出発。
まずは林道。
林床は一面の緑だ。
サビたっぷりのカッパ巻きのようであった。
半透明のサンカヨウ。
瑞々しいと透明になるらしい。
それって、ケンサキイカかよう。
スノーぶりッジに、アナゴが発生していた。
ネタ郎の体重は十八貫で、そんなに重くない。
イクラなんでも落ちないだろう。
それでも手に汗をニギリ、慎重にぶりッジを渡った。
スノーぶりッジを越えると、空からひかりものが差してきた。
雲がトリ貝して、頂上がチラシと見えた。
頂上部は樹氷で山芋軍艦のようになっていた。
8:16、二股到着
真っ直ぐが旧道、右が新道である。
降りてくる人が旧道は危険と言っていた。
なのでネタ郎は、間髪入れず右に進行!
(分かりにくいけど最後に、カンパチとウニとシンコを入れてます。)
しかし新道にも危険はあった。
トロ(登路)にはみ出た木に頭をバッテラ。
脳味噌汁がこぼれる板さんでした!
前日の悪天候でハイマツが凍っていた。
「エビのシッポ」である。
と書ければ、ネタ郎には好都合である。
しかし、樹氷にエビの要素は全くなかった。
ガリガリに凍ったウニのようであった。
9:10、熊見峠到着。
クマノミ峠ではない。
またクマノミは魚だが、寿司ネタでもない。
出鱈目なネタ郎なのであった。
(タラの寿司なんてあったかなぁ?)
熊見峠から、気持ち良いハイマツの道を進んだ。
ネタ郎はハイマツの脂の香りが大好きである。
余談だが、脂の乗った大トロはもっと好きである。
新緑と雪渓の眺めが広がった。
カリフォルニアロール、あるいは一口食べためはり寿司のような色合いであった。
10:06、上二股到着。
ここからタイやヒラメのような道を進んだ。
竜宮城ではなく、タイやヒラメの白身のような雪の道だ。
もう、梅雨前線の時期である。。
しかし桜前線もここにマダイた。
10:37、馬の背到着。
もうアガリが近いぞ。
10:55、頂上へクルマエビ!
頂上からオホーツク貝と北の大地の眺めが得られるのを寝て待った。
しかし、北側の眺望はなかった。
「見えタラバガニ・・・・・」
そんなイナリは天に通じなかった。
太陽がニシンで見えた。
イクラ待っても、オホーツクのウニの眺めは見られず。
もうマテ貝。
13:00、下山開始。
登りと同じ道をシャコシャコ下山。
15:09、清岳荘に到着。
清岳荘のえんがわ(テラス?)から、オホーツクのウニが見えた。
下山後、斜里岳の姿をかえりみた。
ネタ的には愛想のいい山姿が望ましい。
「オアイソ!」でシメれるからだ。
しかし、斜里岳は凛とした美しい姿の山であった。
知床に向かう間、斜里岳はずっと姿を隠さず、美しく聳えていた。
夕暮れに消えてしまうで、美しい斜里岳の姿をアジわい、寝太郎はこの日を終えた。
この記事へのコメント
撮り甲斐(トリ貝)のある雌阿寒岳
巻きで登った摩周岳
斜里岳のネタをばっシャリ!切ってやろうと思いましたが、此方のネタが尽きました(^^;)
ネタの尽きぬ脳味噌をお持ちの寝太郎さんが羨ましい
コメント、見事なダジャレ捌きです!一本取られました。(撮り甲斐は盗みたいです。)
脳味噌をお褒め頂き嬉しいです。本当はサラっと笑えるくらいの記事が理想ですが、変なところで凝り性なもんで…
どうせなら花やランに凝りたいものです。