守門岳 2018.3.24
守門岳へ山スキーにやって来た。
朝3:00に起きて、登山口に7:00到着。
7:23、二口登山口を出発した。
早起きがつらかったが、登り出しは緩やかで、気温も丁度よかった。
のんびり歩きで、とりとめないことが頭に浮かんでくる。
守門岳に登るのは2回目だ。
10年くらい前だったかな。
前回も早起きして登ったっけ。
でも早起きがつらかった記憶はないな、などなど。
「年を取ったなぁ~」
そんなことを思い浮かべてしまった。
緩い道が続いた。
足運びに気を遣う必要もなく、息が上がることもない。
どうしても雑念が浮かんでしまう。
スギ林では、こんな思いに耽った。
「最近、春先は目がかゆい。年かなぁ~」
春のスギ林。
もう樹々は雪をかぶっていない。
雪斜面とスギのコントラストが鮮やかだ。
「このところ目立ちスギの寝太郎のシミのようだ…」
そんなことも思った。
いろんな雑念が湧いてくる。
ツリーホールとそこから生える樹。
毛根のように見えてしまう。
「守門の樹々も、寝太郎の毛根も、いきいきでありますように~」
なんだか年のことばかり考えてしまう。
見晴らしのいい尾根にでた。
広い山麓と、その先に聳える守門岳が見えた。
雄大な眺めである。
シミが目立つとか毛根の活力なんて、とってもミミっちい話じゃないか。
くだらない思いを吹き飛ばす光景であった。
でもお肌と頭皮のケアは欠かさないわよ!
雄大な景色を眺めつつも、防御は鉄壁の寝太郎なのであった。
不老不死は人類永遠のテーマ。
古今東西いろんな人間が若さを渇望してきた。
若さへの憧れは、人間の深き業なのだ。
みみっちいとも思うけど、寝太郎は欲望に忠実でいよう。
フォーエバーヤング!
フォーエバー21!
GO!GO!寝太郎!
若さを追い求める勢いで、ズンズン進んだ。
標高が上がり、白い雪のついたブナの林となった。
「白髪は若さの敵だ!許せん!」
寝太郎は抜毛が悩みだが、白髪はとても少ない。
しかし、白髪の悩みもないわけではない。
頭髪以外の白髪である。
特に白い鼻毛。
コイツは許しがたい奴である。
漆黒の闇の鼻の穴に生えた純白のシラガ。
コヤツはメチャクチャ目立つ。
陽の当たらない暗がりにヒョロヒョロ生えたモヤシっ子のくせに…
紫外線に壊されず、キューティクルが整列しているのだろう。
闇の中で輝くのである。
松崎しげるのホッペについたゴハン粒くらい目立つのだ。
コイツのせいで、エチケットが無い男と何度勘違いされたことか。
「寝太郎君、ハナクソが見えてるぞ!」
良い大人なのに、そんな屈辱的指摘を受けたこともある。
まぁ、いいだろう。
今、寝太郎は若さを求めているのだ。
良い大人になんてなりたくない。
「ハナクソ丸めて梅仁丹」とか言ってた小学生の方が望ましいのだ。
フォーエバー小学生!
でも、正直いうと戻れるのなら大学生の頃がいいな。
とか考えてるうち、大岳に着いた。
10:04、大岳到着。(ダイガクじゃなくてオオダケ)
大岳から守門岳へは雪庇の稜線歩きである。
次のピークは青雲岳。
若さを追求する山旅に相応しい山名だ。
GO!GO!青雲岳!
青雲~

それは君が見た光~

僕が見た希望~

若さを追い求め、輝く青雲岳の頂きを目指す寝太郎。
高校球児のような若々しいスライディングで一気にコルに
11:05、青雲岳通過。
11:33、守門岳到着。
「若さ」と「守門」
なにか繋がりはあるだろうか?
昼ご飯を食べながら考えた。
若かりし日、寝太郎はサッカーやアイホをやってた。
しかし、守門(キーパー)はやらなかった。
また、山門を守る仁王や金剛力士みたいに力強い若者でもなかった。
まぁ、強いて言えば門前のコマイヌ的な若者だったかな。
まぁ、そんなことどうでも良い。
もはや若返るなんて無理なのだ。
今の若さのキープするのが関の山だろう。
登りでは、なんだかゴチャゴチャ考えてしまい、老化の原因であるストレスを発散できなかった。
気持ちよく滑って、ストレス発散して若さを守るぞ。
フォーエバー49!
GO!GO!寝太郎!
そして下山路の二口コースへ来た。
なぜか先行者のシュプールはない。
純白のバージンスノーである。
どひゃー!
こんな処女雪でストレス発散したら若返れるかも!
若い広場~ 楽しドラマ~

夢膨らむ~ 青い空~

こんな素晴らしい斜面に先行者がいない幸せ。
どこでも気ままに滑れる自由。
すべてのストレスを発散した。
気分上々で尾根を滑り続けた。
が、「なぜ先行者がいないのか?」という疑問が解ける瞬間がやってきた。
いきなり岩のヤセ尾根に変わってしまったのだ。
左右の沢も雪崩そうな亀裂だらけ。
ここから登り返す力はない。
谷もコワいので、尾根を降りるしかない。
注意を払いヤセ尾根をスキーで進んだ。
難しい場所もあり、眉間にシワを寄せ慎重に進んだ。
老化も進んだに違いない。
最後は滑れる斜面となった。
しかし、急斜面だったので寝太郎が発生させたプチ雪崩や雪塊に追いかけられた。
すこし肝が冷え、寿命が縮んだ。
14:03、駐車地点へ戻った。
おそらく100台以上の車が止まっていた。
かなりの人が守門岳を楽しんだようだ。
他の皆さんはストレス発散して若返れただろうか。
寝太郎は、登りでモヤモヤした。
下りの前半ではスッキリした。
しかし最終盤でガックリ、ドッキリしてしまった。
差し引き加齢要因の方が多かった気がする。
なのでストレス発散のため、帰りに自分へのご褒美を買うことにした。
買ったのは、どぶろく「守門の雪」。
呑めば酔って気分上々、そして真っ白なバージンスノーを思い出し、ストレス発散できるだろう。
お酒と加齢の関係はよく知らないが、百薬の長なので適量ならOKだろう。
飲み過ぎてオールドパーにはならぬよう気をつけます。




























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