三嶺 2015.7.11



四国の三嶺へやってきた。

連休を取ったのである。

本当は、屋久島へ遠征するつもりだった。

しかし、天気が悪かった。

目玉オヤジのようにハッキリとした目を持つ強い台風が、南の海上に3つも発生している。

「ゲゲゲッ!」

屋久島を諦め、台風の影響が少なそうな、四国へやってきたという訳だ。

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見の越に車をとめた。

上の写真が、そこから見た三嶺である。

三嶺に登り一泊、剣山に縦走し見の越へ下山。

そんな計画だ。



三嶺登山口の久保まで自転車で下った。

夏の朝のダウンヒルは爽快であった。

9:15、登山口出発。

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登り始めると、オシリがビショビショなことに気がついた。

自転車のタイヤが、泥水をはねていたのだ。

「ゲゲゲッ!」

わが "ゲ"半身の最秘匿部分が泥まみれだ。

寝太郎はグレーのウエストバックを着用している。

汚れとバックで「マワシ」のようになっている。

久々に担ぐ70Lのザックが重い。

「はぁ~、どすこい、どすこい!」

そんな感じで、急登を進んだ。



風のない樹林帯の登りはとても暑かった。

すぐに、オシリの湿りも気にならないほど、汗だくになってしまった。

沢の音が聴こえたので、水を汲みに行った。

「ゲゲゲッ!」

ゴミだらけじゃないか。

でも、「流水苔むさず」って言葉もあった気がする。

その言葉を信じることにした。

気合いでゴクゴク飲んだ。

そして登りを再開した。

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「流水苔むさず」という言葉はなかった。
苔むさないのは Rolling Stone だった。
「流水濁らず、忙人老いず」と言うらしい。




しばらく登ると、廃屋が現れた。

「ゲゲゲッ!」

かなり不気味である。

妖怪が出てきそうだ。

ビビりつつ廃屋の間を通過した。

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10:55、イザリ峠登山口到着。

無風の樹林帯の急登なので、とにかく汗が出る。

ゴミの沢の水も飲み干し、とっておきのポカリにも手をつけた。

早く稜線に出て、風に吹かれて歩きたいぞ。

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しかし、樹林帯の登りが続いた。

暑い。

暑すぎる。

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しばらく登ると、樹間に稜線付近の笹原が見えた。

三嶺、剣山周辺の稜線は笹原なのだ。

その稜線歩きが今回の主目的である。

早く爽快な笹原を歩きたいぞ。

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しかし、なかなか樹林帯を脱出できない。

宿泊道具を詰めたザックを担ぐのは久々だ。

重さが堪える。

ここまで何度も「ゲゲゲ」と声をあげてきた寝太郎。

気分はゲゲゲの鬼太郎だ。

出でよ、いったんもめん!

そして、稜線へひとっ飛びさせてくれ!

そんなことを考えつつ、稜線を目指した。

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ようやく樹林帯を抜けた。

麓の集落が見えた。

かなり疲れたが、もう一息だ。

稜線に出れば、爽快に歩けるだろう。

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稜線の道標が見えてきた!

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12:36、稜線の分岐点到着~!

風がメチャクチャ気持ちいい。

眺めも最高だ!

かなり疲れたが、元気を取り戻した。

間近に見える天狗塚を往復することにした。

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あっと言う間に天狗塚到着。

ザックを分岐点にデポし、カラ身で来たからだ。

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いやぁ~、カラ身サイコー!

ゲゲゲの鬼太郎の歌を唄いつつ稜線を漫歩した。

カラ~ン コロ~ン カラン カラン コロン

カラ~ミ コノ~ミ カラン カラン コロン


「から身が好ましい」って気分にもマッチした鼻唄だった。

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分岐点に戻ってくると、現実が待っていた。

「このザックを担いで、三嶺まで行くのか…」

食料、寝具、大切なモノが詰まった、寝太郎の相棒である。

しかし、カラ身を謳歌してしまった寝太郎。

ザックが子啼きジジイにしか見えない。

抛って行きかったが、そんな訳にはいかない。

ヨイショと担いで、三嶺へ向かった。

そして稜線の道を進んだ。

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下山後調べたところ子啼き爺は徳島県の妖怪らしい。
それも、三好市(三嶺は同市の山)の妖怪らしいです。




14:08、お亀岩到着。

水場へ400mという標識があった。

宿泊用の水をここで確保することにした。

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冷たくて美味しい水が豊富に湧いていた。

プラティパスとペットボトルを満タンにした。

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子啼きジジイが少し重みを増した。

この妖怪野郎め。

しかし、寝太郎にも鬼太郎にも、この子啼きジジイは相棒なのである。

重みに耐えて西熊山への登り返しを進んだ。

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14:55、西熊山到着。

南側からガスが湧いてきた。

逆側から湧けば山の妖怪ブロッケンが見れるのだが…

引き続き、妖怪子啼きジジイを担いで進んだ。

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軽く下った後、最後の三嶺への登りが始まった。

この斜面にはコメツツジが咲いていた。

ツツジを見ながら、休み休み登った。

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ようやく本日のゴール、三嶺の頂が見えた。

いやぁ、疲れたなぁ。

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16:24、三嶺到着~!

頂上には地元高知の3人のパーティがいた。

うち2人は初めての宿泊山行だという。

「15kgのザックは重かったぜよ!」と言っていた。(「ぜよ」はウソ)

オレだけじゃない。

みんな、子啼きジジイを連れて登ってきたのだ。

ちょっと、ザックが軽くなった気がした。

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3人組が頂上を去った後、寝太郎は酒呑童子に変身~!

ゲゲゲ激ウマッ!

汗をかきまくったカラダにビールはサイコー!

冷たくなくても激ウマ!

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本日の宿、三嶺ヒュッテは山頂の近くにあった。

17:13、三嶺ヒュッテ到着。

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寝太郎は2階を独占。

1階には、さっきの高知の3人組もいた。

2名の女性は、初の宿泊山行にすこし興奮気味だった。

「いやぁ~、疲れたね。」
「ザックは重いし、もうダメかと思ったわ~。」
「いやぁ~、ホント。登れたのはIさんのおかげだわ。」


Iさんが男性リーダーで、2人を引っ張ってきたようだ。

「Iさん、ありがとう。乾杯しよ!」

そういって缶ビールを出したが、Iさんは下戸のようだ。

「そうや、Iさん、呑めんのやったね~。」
「ワインもあるのにねぇ~。」
「ツマミもこんなにあるのにねぇ~。」



さすが土佐の女。


15kgになっても酒とツマミは必需品のようだった。



この後の展開が楽しみだったが、酒宴を観察することはできなかった。

寝太郎は山頂ビールでデキあがっていたのだろう。

すぐに、グググゥの寝太郎 になっちゃいました。


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この記事へのコメント

けいこたん
2015年07月22日 23:29
えええ!
寝太郎さんのブログは北岳への行き帰りのバスの中で読ませていただき、元気をもらっていました。(^^)
三嶺でおにぎりせんべいとはお洒落というか、おほほーって可愛い感じです。
2015年07月23日 21:06
けいこたん様、こんばんは。
北岳やりましたね。
羨ましい。羨ましすぎます。
標高3,000Mの稜線かぁ~。
くぅーって感じです。
ゲゲゲの三嶺記事が元気のもとになれたかは疑問の残るところですが、小屋泊まりの重荷の辛さを少しは分かち合えたとしたら幸いです。

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