大崩山 2015.6.13



大崩山へやってきた。

ちなみに「大崩」の読みは「おおくえ」である。

普通に読むなら、「おおくずれ」だが、”ZUR” が行方をくらましている。

どこへ消えたのだろう?

日本の因習に詳しい探偵、金田一耕助に解明して欲しいところだ。

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ZURよ、誰かの頭上へトンヅラしたのか!?




8:17、祝子川の登山口を出発。

ちなみに「祝子」の読みは「ほうり」である。

普通に読むなら、「いわいこ」だが、「ほうり」なのである。

国文学の権威、金田一京介先生に由来を教えて欲しいところだ。

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ひょっとして、「祝」≒”HOLY”≒「ほうり」かな?

もしそうなら、今度は「子」の行方が気になるところである。

金田一少年に捜索してもらねばなるまい。



8:37、大崩山荘到着。

「大きく崩れた山荘」という名称であるが、建物は立派である。

そんなアホなことを考えてた寝太郎。

山荘の便所への道を進み、行き止まってしまった。

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三里河原方面へ進んだ。

すると、なめ滝に行く手を阻まれた。

滑って転んだら大分県である。

いや、そのまま祝子川に飛込んじゃうから、滑って転んでダイブ県かな。

いやいや、そのまま死んで、滑って転んで大分市かな。

どれも、タダゴトではない。

そうなるのはイヤなので、用心してなめ滝を渡った。

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ところで「大分」って、普通に読んだら「だいぶ」である。

「だいぶ県」ってことは、「ちょっと都」、あるいは「すこし府」って解釈も成り立つぞ。

脱線した。

なぜ、「おおいた県」と読むのかが問題だった。

金田一春彦先生に尋ねたいところだ。



なめ滝のトラバースの後も、岩場が続いた。

岩場にササユリが咲いていた。

ハッパが笹の葉のようである。

だから「ササユリ」なのだろう。

ようやく金田一一族に頼ることなく、謎をひとつ解明できました。

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9:54、吐野へ到着。

ここから、平坦な三里河原を進んだ。

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初夏の渓谷はとても爽やかだ。

目に青葉 山ホトトギス 初鰹

そんな気分で、河原をのんびり歩いた。

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しかし、一回目の渡渉で失敗。

左足がずぶぬれになってしまった。

冷たい目に遭わば あぁトホホです 靴が漬かる

ザブトンが全部奪われるほど寒いダジャレだ。

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10:44、モチダ谷吐合到着。

ここから支流のモチダ谷へ進んだ。

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モチダ谷を進むと滝が現れた。

二段の滝で見ごたえがある。

昼飯を食うことにした。

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渡渉で濡れた靴下を干し、おにぎりを食べた。

靴下を見ていると、少年時代が思い出された。

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寝太郎少年は10才位までサンタの存在を信じていた

イブの翌朝、欲しくてたまらなかったモノが、必ず靴下に入っていたからだ

何が欲しいかなんて、誰にも言っていないハズなのに…

神の奇跡としか思えないではないか

とにかくフシギでフシギでたまらなかった。

また、欲しいものが手に入った喜びもハンパじゃない。

寝太郎少年の脳内は、「?」と「!」のペア500組が乱舞する狂騒のX'mas party会場と化すのである

その感情の奔流に身を委ね、なぜか腰をフリフリするのが寝太郎少年のクリスマスであった

親の芝居にまんまと騙され踊り狂う寝太郎。

激バカではないか。

踊るアホ息子を見て、見るアホウ 親はどんな気持ちだったかなぁ。



そんな回想に水を差す出来事が起きた。

雨が降ってきたのだ。

あわてて靴下を履き、カッパに身を包んだ。

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梅雨の中休みと思っていたのに…

今年の梅雨はアリンコのような働き者だ。

梅雨前線よ。

我々労働者と同様、土日は休んでくれないか。

そんな寝太郎の願いとうらはらに、苔は慈雨をよろこんでいる様子であった。

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ここにあったぜ、ZUR(ヅラ)!




雨の中、もくもくと進んだ。

雨音にまぎれた寝太郎の気配に気付かず睦み合う鹿のカップル。

雨粒を受け、踊るように跳ねる枯葉。

そんな有象無象に思いを巡らせているうち、道を外れてしまった。

モチダ谷を離れ、尾根上を進んだ。

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13:15、大崩山到着。

天気が大崩れである。

すぐに下山だ。

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二枚ダキルートを下った。

本当は奇岩が並び見所満載の坊主尾根ルートを下りたかった。

しかし坊主尾根ルートには、最後に祝子川の渡渉がある。

雨による増水にビビりルート変更した。

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雨の中の下山は単調だ。

鼻唄を歌って、ひたすら歩くのみである。

雨に~ 濡れながら~
ただ歩く人がいる~
傘のキノコ咲く~
土曜の昼下がり~


土曜の山行で、雨に降られると必ず口をつく三善英二の「雨」

ふるっ!

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雨は冷たいけど
ぬれていたいの
思い出も 涙も
流すから~


雨で体が冷えると必ず口をついて出る森高千里の「雨」

涙は流し去ってほしい

でも、ぬれたくないぞっ!


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崩落した林道を歩き、祝子川に戻った。

ピチピチ チャプチャプ
ランランランッ


雨の中、無事下山すると、必ず口をつく童謡の「雨ふり」

本当は「氾濫濫っ」て気分だぞっ!

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カメラが濡れて故障してスマホで撮影。とほほ…


雨で冷えた体を温めるため、祝子川温泉に立ち寄った。

そこには大崩山からの下山者が数名いた。

話によると、祝子川の渡渉はどのコースも問題なかったそうだ。

坊主尾根コースを下ればよかったなぁ。

そう思ったが、温泉であったまるうち、「まぁいいや」という気分になった。

ばばんば ばんばんばん 
  花 見たかぁ~~ 
ばばんば ばんばんばん 
  山 登ったかぁ~ 
ばばんば ばんばんばん 
  風邪 引くなよ~ 
ばばんば ばんばんばん 
  また 来週ぅ~~ 


最後はそんな気分になった大崩山だった。


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この記事へのコメント

けいこたん
2015年06月23日 22:33
九州に住んでいながら大崩山も祖母山も知らず。恥知らず?
寝太郎さんに地名の読み方を教えて頂きましたが、わからないのもあります。
「吐野」
はくの?おえっって?
との?おとの様が吐くの?
「吐合」
登山が厳しくてみんなで吐きあうの?
大崩山ってよほどきついのですね。
何とか調べてみると、ハケノ・ハキアイでした。
(^^)(^^)
寝太郎少年は子供らしくて可愛いし、ササユリは綺麗でした。
2015年06月24日 00:13
けいこたん様。こんばんは。
寝太郎少年、可愛いですか?
寝太郎中年以上のアホですよ!
彼の阿呆エピソードを2つ披露します。
・忘れ物王の寝太郎少年。身体測定の日にパンツをはいて行くのを忘れ号泣(実話)
・寝太郎少年、小学校4年生で初めて靴に左右の別があることを知る(実話)
自分でもよくここまで無事生きてこれた思います。
本記事では偉そうに語っていますが、地名も弱いです。とりとり県とか言ってました。
悠遊山歩
2015年06月25日 23:08
う~ん、残念!!
今回は衝突とならず(涙)
一週間早ければ・・・
私(達)は21日に大崩山へ行きササユリとオオヤマレンゲを楽しみました♪
因みに20日はヤカンオトシへ。
展望ゼロでしたが(-_-;)
このヤカンオトシの名前の由来も金田一一族に
解明して頂きたいものですd(^^*)

私も気になっていたZURの行方。。。
これでスッキリしました(笑)
イッパイいろんな所に落ちてたけどね。
でもZURは無くていいのです!
ZURを被った大崩山(岩峰)なんて見たくなーい!
2015年06月26日 23:45
悠遊山歩さま。こんばんは。
今度は一週差のニアミスでしたね。
ヤカンオトシ&大崩山の記事、拝見しました。ヤカンは落ちず、飛んでるではないですか!
ホタルの夜間飛行。
夜間飛行のような甘い香りのササユリ四姉妹
うらやましい!
寝太郎の大崩山は「焼かん」ための日やめ止め焼け止めを「落とし」ちゃうほどの雨で散々でした。
ZURなしの坊主岩を楽しまれたのも、うらやましい!
日頃の行いの差と反省した次第です。

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