由布岳 2014.11.24



勤労感謝の日である。

仕事の疲れを温泉で癒やす

そんな過ごし方が相応しい祝日だ。

湯の街、湯布院から別府へ歩くことにした。

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湯布院と別府の間には、由布岳、鶴見岳がある。

それらを縦走する計画だ。

7:20、湯布院駅を出発した。

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由布岳の登山口にある金鱗湖に寄った。

さすが、温泉地の湖だ。

靄が立ち昇っている。

巨大温泉マークのようだった

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8:33、由布岳西登山口を出発。

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樹林帯を抜け、牧草地に出た。

こじんまりとした湯布院の町が見下ろせた。

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晩秋である。

山腹の木々はすっかり落葉していた。

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しかし少し登ると、笹が黄葉していた。

色づく笹はあまり見たことがない。

なかなか美しい。

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10:42、お鉢の縁のマタエに到着。

真っ青な、秋晴れであった。

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岩場の入り口で悲鳴を上げる淑女。
この先強烈な岩場があるが大丈夫か!




11:01、由布岳到着。

次に向かう鶴見岳と、ゴールの別府湾が見えた。

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東口登山道を下った。

岩場が連なる急降下だ。

慎重に下ったが、結構つかれる道だった。

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日向岳との分岐点まで下りると、なだらかな道になった。

ホッと一息ついた。

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気を抜きすぎた。

道に迷ってしまった。

さっきまで、ピンクテープが沢山あったのに、何もなくなった。

テープを探すが見当たらない。

よわった。

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ちょっと不安…




落ち葉が積もる山の中を歩きまわった。

30分程、ウロウロしてしまった。

なんとか、テープだらけの場所に出た。

文明の地へ戻ったぞ!

林業従事者の皆様の勤労に深く感謝いたします。

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13:18、猪の瀬戸到着。

そして鶴見岳への登り返しが始まった。

連山縦走だと思っていたが、認識が甘かった。

由布・鶴見はそれぞれ独立峰だった。

「再出発」って気分だ。 (悪い意味で…)

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林道から山道に入ると傾斜がきつくなった。

寝太郎の体もきつくなった。

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さっきは、テープがなくて困りました。
しかし、こんなに標識があるのもなぁ。




ホントにきつい。

もはや亀の歩みだ。

見岳に向かう

縁起はいいが、とても難儀だ。

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足が上がらない。

世界のうちでオレほど歩みのノロい者はないほどだ。

シャリバテかもしれない。

たまらず、「大きなおにぎり」を食べた。

ひと休みして、また登り始めた。

でも、歩みは「グ・リ・コ…、グ・リ・コ…」であった。

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ち・よ・こ・れ・-・と・ぼ・ん・ぼ・んっ!
ぱ・る・み・じ・や・-・の・れ・つ・じ・や・-・のっ!




何とか稜線までやってきた。

ゴールの別府の町と海の眺望が開けた。

そして鶴見岳頂上の電波塔も見えた。

もうひと息だ。

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14:38、頂上到着。

亀の歩みだったが、なんとか頂上にたどり着いた。

いやぁ、疲れた。

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あとは、別府へ下るだけだ。

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ここから海まで、「べっぷ鶴見岳一気登山道」が通じている。

それを下りきればゴールである。

海を目指して、歩き始めた。

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「海を目指す」って、なんだか海亀の赤ちゃんみたいだ。

下りも亀の歩みだとマズイ。

もしもしカメよ~ カメさんよ~

そんな調子じゃ日が暮れてしまう。

亀の気分から転換を図らねば。



べっぷ鶴見岳一気登山道にはA~Zの標識がある。

頂上はZ、スタート地点(海)がAである。

Aへ向かう訳だ。

そこで寝太郎は「エースをねらえ!」を口ずさみつつ下ることにした。

昔懐かしのスポ根を発揮するぞ!

そして「A」に辿りつくぞ!

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コートでは誰でもひとり ひとりきり

わたしの愛も わたしの苦しみも~

誰も わかってくれない~

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きらめく風が走る 太陽が燃える~

唇に バラの花びら~

私は飛ぼう 白いボールになって~

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サーブ !

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15:38、火男火売神社到着




スマッシュ

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ボレー

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ベストをつくせ ~




エース、エース、エース

エースをねらえ~


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ようやく「J」までやって来た。

あと、9区間である。

寝太郎、エースをねらえ!

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山道が終わり、民家があらわれた。

湯煙が立ち昇っている。

もう、太腿がパンパンだ。

「A」に行くより、温泉に入りたい。

「エースをねらえ!」の歌詞が、ちょっと変化した。

ええ湯、ええ湯、ええ湯~

ええ湯を目指せ~


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「D」地点には、温泉のボイラーらしき設備があった。

完全に温泉気分だ。

ええ湯、ええ湯、ええ湯~

ええ湯を目指せ~


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しばらく下ると、さらに強力な誘惑が襲い掛かってきた。

ビールである。

もはや「エース」とは何の関係もないが、気分は「ビールをねらえ!」だ。

ビ~ル、ビ~ル、ビ~ル

ビ~ルをねらえ~


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べっぷ鶴見一気登山道沿いに酒屋はない。

一旦、登山道を離れ、スーパーへ。

ビ~ル、ビ~ル、ビ~ル

ビ~ルをねらえ~


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ゴクゴク飲んだ。

激ウマだ。

しかし、酔いも激しかった。

あっと言う間に酔っ払いに変身した。

鶴を目指した亀は、千鳥になった。

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それはビールじゃない。発泡酒だ。
なんてカタいことは言いっこなしよ。




ベロベロになってしまった。

ロス五輪の女子マラソンのアンデルセン選手のような足取りでゴールした。

17:40、登山道の起点に到着。

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「エースをねらえ!」を唄いつつ降りて来たのだが…

酔っ払ったせいだろうか、

肝心の「エース」地点の標識は発見できなかった。

しかし「ええ湯」には、ちゃんと入りました。

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所期の目的の「勤労ねぎらって骨休め」とはならなかった。

しかし、この不老湯で最も癒されていたのは寝太郎だ。

「くううぅぅぅ~!!!」

と唸り続けた。

死ぬほど気持ち良かったデス。


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この記事へのコメント

ポンちゃん
2014年11月28日 23:28
こんばんは
一般人の3回分の歩行量ですバイ!(@_@)
恐れ入りました
神社でのお辞儀姿、腰を支点に背筋をきっちり伸ばして、健さんのようでした。ゴマゴマ(^o^)
さぞや、ビールが美味かったでしょうね。
下山後の温泉は別府ならでは。羨ましいです
2014年11月29日 22:38
ポンちゃん様。こんばんは。

ゴマゴマして頂き有難うございます。しかし私、健(脚?)さんではなく、ケチさんであります。

駅~登山口を歩いたため、かなりの距離になってしまったのです。そして「幸せの黄色い発泡酒=175円」「ポッポ屋(温泉)=100円」…

無金子ですから by ケチさん

冗談はさておき、本当に別府の温泉は安くてええ湯で、最高です。
けいこたん
2014年12月05日 20:21
由布岳と鶴見岳を1日で!
それも駅から駅まで歩くなんてー。
ヘロヘロになりながら、満足そうな寝太郎さんが、確かにここから見えます!!(^^)
今年の登り納めは?
来年の登り始めは?
気になるところです。(^^)
けいこたん
2014年12月05日 21:06
寝太郎さんの記事は、当初にジェーン部(全部)読んでいました。(^^)
特に山の雑文では驚きと感心、さらに笑いが止まらず困りました。(^^)
登山の技術技量と、それを笑い話にできる寝太郎さんの大きさ楽しさを感じていました。
(小匙一杯ゴマゴマ(^^))
PC上で遊ぶように記事を作成されているのも、凄いなあ、面白いなあと思っていました。(大匙一杯ゴマゴマ)
もちろん鉢ノ木岳も悶絶(乙女としては、こういう言葉は使いたくないのですが、ぴったりなのでー)でした。
2014年12月06日 13:16
けいこたん様。こんにちは。

ゴマゴマして頂き有難うございます。山の雑文も含め、読破頂いているとの由、重ねて感謝申し上げます。

この冬は早くも大雪襲来なので、年末年始はスキーしたい気分ですが、気分屋なのでどう過ごすかは自分でも読めません。

いずれにせよ「楽しい山のぼり」を行う予定ですので、引き続きよろしくお願い致します。

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