雲仙岳 2013.9.28



雲仙へやってきた。

5:30、雲仙温泉の池の平公園から出発。

日の出前の出発だ。

暗い山道で、考えごとをしながら登った。



「雲仙」のゼンって何だろう? 

仙人とか、仙境とか、「山」的な言葉かなぁ?

じゃあ、「歌」って何だろう?

???

歌の「山」じゃないよなぁ。

なんだろう?

わからない…



なんだか分からないが、歌仙という言葉に触発され、一首詠んでみた。


  黎明の 空に残れる 二つ星

     あけの明星 有明の月



よしっ、今日は、雲仙を歌仙になって歩こう。

そう思って、仁田峠へ向かった。



  仁田峠 登りて見れば 有明の

    海原渡る 陽炎の橋
  
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  登山口 モルゲンローテ 仰ぎ見て

    我が心にも 赤き火ぞ立つ
  
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様式美とは偉大なものだ。

ボケた歌のつもりだが、けっこう和歌っぽい。



  秋風に たなびくススキの 絶え間より

    もれいづる 雲仙の影のさやけさ 
 
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パクると、すらすら詠めることを発見した。



  さびしさに 展望台に出て 眺むれば

    いづこも同じ 秋の夕暮れ
 
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展望台についた。

まだ、ロープウェイが運行していないので、無人である。

その寂しさを詠んでみた。

やはり、パクるとすらすら詠める。

しかし、嘘だらけになってしまった。

夕暮れ時ではないし、どこでも見れる眺めでもない。

天草の島々の眺めがよかった。



  あだたらに ほんとのそらが あるといふ

    ここにもあった ほんとふのそら 

            高村 寝太郎

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歌だけでなく、名前もパクってしまった。

そうこうするうち、国見岳に着いた。



  国見岳 そこから見えた 国はどこ?

    エス・エー・ジー・エー 佐賀の国なり
 
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はなわからもパクる無差別連続窃盗犯寝太郎。

ようやく、寝太郎らしいボケた歌が詠めた



また、国見岳から、噴煙を上げる平成新山が見えた。

手前の普賢岳より高く、格好も良い。
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  普賢岳 そこから生まれた 新山や

    トンビが産んだ ジャンボジェット機
 



  山ツツジ 寂しき秋に 萌え出でて

    寄る蝶もなし 寄る蜂もなし
 
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ツツジかな?

季節はずれに咲いてしまって、大丈夫か?

小春日和に勘違いしたのかな。

天然ボケの可愛い子ちゃんに弱い寝太郎。

けなげに咲くツツジちゃんに萌えてしまった。

蝶に代わって、寝太郎が受粉しておきました 



変態野郎は、普賢岳へむかった。

普賢岳への下り道には、花が多かった

特に、アザミが多かった。

よそ見してると、トゲが当たって痛かった。
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  道はずす 寝太郎さんに おしおきよ

    キレイな花には  棘があるのよ
  



美しくそして強いアザミ嬢は、寝太郎のタイプではない。

しかし、さらにタイプじゃない奴がいた。

咲いていないアザミである。

ちゃんと前を見て歩いていても、ちくちく刺される

「天は二物を与えず」というが、「一物を奪い、一物を課す」って、苛酷すぎるだろう。
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  あたしには 棘はあるけど 華がない

    神様、せめて 一物ちょうだい!
  



普賢岳への登り返しに到着。

看板に地図が掲げられていた。

平成新山の方へ回り込んで、普賢岳へ登るルートがあるようだ。

雲仙最高峰の平成新山の間近を通る道だ。
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  願わくば 平成新山 登りたい

    その頂上へ だれもいぬ間に
 


そんな、下心もあって、遠回りだがそちらを通ることにした。



  「赤・白・黄」 チューリップの 唄だけど

    チューリップじゃない なんの花だろ
 

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そのルートも花が多かった。

しかし花に疎い寝太郎には、分からない花ばかりだった。

団子三兄弟に対抗して、花子三姉妹と勝手に命名した。



  しろいはな やはり名前が 分からない

    さっきの姉妹の 次女だったかな?
 
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  願わくば 山の上にて 秋死なん

    その噴火口で 長月の頃
 
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平成新山にかなり近づいたが、危険のため道は閉ざされていた。

山で死なんと詠んだが、ホントは死の覚悟なんてない。

残念だが島原市長の言葉に従い、普賢岳に向かった。 



  噴気出す 平成新山 やばすぎる

    島原市長 ナイス警告
 
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写真では逆光で見えないが、尖がった頂上は、噴煙に包まれていた。

登ったら、毒ガスと岩雪崩で、死んでしまうぞ。



  やばすぎる 最高峰は おいといて

    普賢岳こそ 我が雲仙なり
 
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普賢岳に登れば、それで良いじゃないか。



  やってきた 我が雲仙の 頂上に

    肥前・天草 一望のもと
 
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雲仙山頂に相応しい眺望だ。

西側に目を向けると、長崎県の形が見てとれる程だ。



東側に目をやった。
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  肥後の方 みると新山 立派です

   やっぱ、主峰は 平成新山
  
 

(やっぱり、登れないのは残念だなぁ…。)



10:25、下山開始。

下り道の途中に、「紅葉茶屋」という分岐点があった。

しかし、まだ紅葉の時期は先のようだ。
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  紅葉の 名所であるが 今はまだ

    小鳥が唄う グリングリーン
 
  



  ひとりだけ ころも替えして 恥かいた  

   10月もまだ クールビズです
 

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去年、10月1日にネクタイ締めて通勤したら、まだクールビズ期間が続いていて、恥をかいた。(実話)

一本だけ紅葉しているツツジの姿を見て、それを思い出した。



11:03 仁田峠到着

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  歌詠むの めどくさいぞ もうやめた

    平安貴族は たいしたもんだ
 



11:27 池の平駐車場に戻った。
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下山後、島原市方面に車で降りてみた。

平成新山の火砕流の爪痕が保存されていた。

校舎がコンクリだけのスケルトンになっている。

その向こうに聳える雲仙。

カッコいい山だが、恐ろしい山だ。

その複雑な思いを歌にして、この記事を締めたいところだ。

しかし、寝太郎は一生分の詠歌力を使い果たしてしまったようだ。

なにも出てこない。
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もう今後、和歌を詠むことはないだろう。

ってことは、もし寝太郎が歴史に名を残す人物になったら、辞世の歌は

  歌詠むの めどくさいぞ もうやめた

   平安貴族は たいしたもんだ
 

になってしまう。

でも、「もうやめた」あたりに、意味深な感じがして、いいかもしれない。

それに歴史に名を残す可能性は0%だから、これでイイのだ。


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この記事へのコメント

2013年10月07日 19:50
こんばんは
お腹の皮が攀じれて痛くなっても、次々と飛び出て来る寝太郎さんの感度良好な、登山の説明に前のめりで笑い転げさせて頂きました♪~
最近はあまりニュースに出ないので、知らないでいましたが、現在の普賢・平成新山近辺の事が手に取るように判り有難うございます。
2013年10月07日 23:54
リッキー様、こんばんは。
記事を楽しんで頂いたようで幸いです。
平成新山の近辺の情報を、もう少し披露します。記事には書きませんでしたが、平成新山への斜面には踏み跡やペンキマークなど、人が侵入した形跡も見えました。
寝太郎は、ガスと岩雪崩が怖くて登りませんでしたが、頂上からは四方に海を見下ろす絶景だと思われます。
2013年11月09日 20:34
お久しぶりですがさすがとしかいいようがありません。パクリの歌を列挙しそれを踏み台にして最終最後のオリジナル大傑作で大跳躍!!。さすがとしかいいようがありません。
2013年11月09日 22:50
ひとり山歩き倶楽部様。こんばんは。
コメント有難うございます。
気力、体力、読図力など、登山力が足りない寝太郎なので、如何に下山後にボケ力を発揮するかが、勝負どころです。
「雲仙」はボケぢからを出し尽くした感があり、快心の山行となりました。
なにか間違っている気がしますが、そんな寝太郎なので、コメント嬉しく拝読しました。有難うございました。
2013年11月10日 23:13
間違っていません。僕も寝太郎さんも何一つ間違っていません。ただ僕の最近の山歩きは間違ってばかりでヤバいです。
2013年11月12日 21:31
ひとり山歩き倶楽部様。
心強いお言葉有難うございます。
確かに、人それぞれの山の歩き方、楽しみ方がありますよね。
ブログも含め、めいっぱい山を楽しみたいと思います。

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