市房山 2013.9.16



敬老の日だ。

それにちなみ、杉の老木が立ち並ぶ、市房山にやってきた。
画像

しかし、本来は人生の大先輩を敬うべき日だ。

道中、シルバー登山者がいたら、敬意を払おう。



6:30、市房山キャンプ場を出発。
画像



まずは、市房神宮への参道を歩いた。

杉が立ち並んでいるが、これらはまだ若造だ。
画像



立派な鳥居が現れた。

鳥居のすぐ後ろに杉の老木がある。

森の賢者といった風格が漂っていた。

敬老の日をことほぎ、ご長寿お祝い申し上げます
画像



続々と老木が現れる。

堂々たる幹や枝ぶりに、これまでの生き様が見てとれる。

特に、この老木の人生波乱万丈ぶりに感銘を受けた。

向かって左側の枝よ。

なんでこう なるのかなっ!?

(コント55号!)
画像



老木を敬い、根を踏まぬように、ここまで歩いてきた。

しかし、根っこだらけのこの道を、どう進めばよいのだろう。

バレエの踊り子に変身して、スキマをつま先立ちで歩くか?

そんなマネをしたら、両足捻挫で遭難だ。
画像

そこで寝太郎は、お爺さんの肩を叩く要領で、優しい歩調で進んだ。

たんとん たんとん たんとんとん



7:33、市房神宮到着。

多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うため、祈りを捧げた。
画像



ウソをついてしまいました。

寝太郎は市房神宮から、市ヶ谷の神宮球場を連想していた。

なので、バレンティンがBボンズのシーズンHR記録を追い抜くよう祈った。

(ナント74号!)
画像

そして、朝ごはんを食べた。



神宮を過ぎると、急登が始まった。

おっ!

目の前に老人がおわせられた。

敬うぞ。
画像



お二人の話を盗み聞きしたところ、黄色いウェアの方が、73歳のシルバー登山者のようだ。

市房山に年40回くらい登っているらしい。

THE 市房翁と言っていいだろう。

敬意を払い、三歩下がって、影を踏まぬように歩いた。



しばらくすると、市房翁が休憩に入られた。

寝太郎は、「お先に失礼します。」とお断りし、通り抜けようとした。



すると、市房翁から、「どっから来たとですか?」 と御言葉を賜った。

「大分からです。」とお答え申し上げた。

すると、市房翁は寝太郎の後ろに付いてくださった。

そして、大分の山の話を 延々と語り始めた 細かくご説明くださった。

しかし、ひどい訛りのせいで、、大分在住歴が3か月しかないので 話がよく分からない。

「ばってんが、そぼには、ふとか熊が……」

「なるほど~ (???。)」

返事を繰り返した。

豊富な登山生活に裏打ちされた、ありがたいお話を、八合目近くまで拝聴した ふりをした



北アルプスの難所の話から、お揃いのストック(*)の話まで、市房翁の話題は超ワイドであった。
(* 市房翁と寝太郎はブラックダイヤモンドの愛用者。)

市房翁のご講話は、さざれ石がイワオとなるまで、永遠に続くと思われた。



八合目で夫婦連れを追い抜いたその時だった。

市房翁は、お二人に 「どっから来たとですか?」とご下問された。

寝太郎はサイボーグ009に変身し、加速装置を作動

音もなく、そして音速でその場を立ち去った。
画像



9合目から、視界が開けた稜線となった。

ブナの老木(もうホトケ様かな?)が、台風一過の青空に映えていた。
画像



市房翁とお話をしている間、写真が撮れなかった。

視界が開けたので、写真を撮った。

あれっ?

市房翁が、御一人で登ってこられた。

あの夫婦には、敬老精神が乏しかったようだ。

道を塞いではいけない、理解不能な九州弁を聞きたくない、 ので先を急いだ。
画像



9:44、頂上到着。

すぐに市房翁も到着した。

山座同定してもらった。

「ありゃ~エジロ山、その先が、バクチク岳たい。」

「ありゃ、メラ三山!」

なんだか燃焼系の山々に囲まれているようだ。

さすが火の国熊本だ。

そう言えば、「山が~ 燃えるぅぅ~」と唄い上げる、石川さゆりも熊本出身だ。

そんな連想してないで、市房翁のありがたい話を聞けよ寝太郎!
画像
帰って調べたところ、バクチ(馬口)岳にメラ(米良)三山でした。

なお、市房山はメラ三山の一つ。




市房翁は、後から来た登山者にも、意欲的にこの山の魅力を説いていた。

この精力…、 若いぞ!

そして、黄・青・桃のコーデ…、 若すぎるぞ!

白髪だけど、アッシュの山ボ で通じるぞ。
画像



台風の影響で強風の山頂に寝太郎は長居できなかった。

市房翁は、元気ハツラツで山頂にとどまっておられた。

市房翁さま。

うどんのように末長いご健康をお祈り申し上げます。
画像



11:20、下山開始。

縦走コースもあるが、ピストンで戻ることにした。

車に地図を忘れてしまったからだ。

市房翁の健康を祈る前に、自分の痴呆症を案じないとイカン。
画像



下り道で、改めて杉を見てまわった。

幹の中がスカスカになって危険な老木。

寝太郎の脳みそは、いつまでも満タンでありますように…
画像



これが市房山で一番ふとい杉だ。

密着した2本の木のような気がするが、気のせいかな。
画像



13:05、市房山キャンプ場の駐車場に戻った。

白い彼岸花が咲いていた。

青春朱夏白秋、玄冬

彼岸かぁ…

もう白い秋だなぁ。
画像

しかし、寝太郎の精神年齢は青春真っただ中のつもりだ。

(地図を忘れたことを、すでに忘れている ノーテンキな男



若い寝太郎は、熊本から大分へロングドライブした。

「敬老の日に相応しい山登りだった。」と自己満足していた。

そして、豊後竹田まで帰ってきた。

公園に真赤な彼岸花が咲いているのが見えたので立ち寄った。

やはり、まだ白秋ではない。

朱夏である。
画像



しかし、この公園から見えた山の名を知り、若いつもりの寝太郎は衝撃を受けた。

画像

祖母山…

敬老の日に最も相応しい山が、こんな近くにあったことを、すっかり忘れていた…

ボケた寝太老ではないか

老木に敬老をこじつけてた寝ボケ太老よ、

脳みそ 玄冬期かも…


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 26

驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

つる姫
2013年09月20日 13:54
初めまして。
この三連休に祖母山を登る予定でしたが、あの界隈の天気が崩れそうなので、先ほど市房山に行き先変更した次第で。
久しぶりの市房山、誰か登ってないかな~?と検索してたらココへやってきました
楽しい文面に思わずクスッとしましたわ♪
九州へ来て三カ月なんですね。 ようこそ~
九州の山々は高い山はありませんが、たくさん楽しんでください♪
そのうちどこかでニアミスなんかあったら楽しいですネ
2013年09月21日 02:03
つる姫様、初めまして。
市房山を楽しんできてください。と申し上げたいところですが、コメントからすると、九州の山の先輩のようなので、偉そうな物言いですね。
九州の山は、どれも強烈な個性があるので、いつも楽しく登らせてもらってます
なんとか九州弁をマスターし、個性的な九州の岳人とも仲良くなる所存です。
寝太郎も、直前の予報重視で山選びするので、ニアミスの危険は大きいと思います。その際はよろしくお願いします。
2013年09月24日 22:32
最高!
面白!
傑作でした!
笑い過ぎて、顎が外れそうになりました。
万が一、その後遺症で顎が外れた場合は、治療費を請求したいと思っておりますデス
今後、ブログユーモアの手引きに致します
2013年09月24日 23:54
アルクノ様。こんばんは。
関西出身の寝太郎には「おもろい!」は、最高の賛辞です。ありがとうございます。
治療費をカブってもいいので、人のアゴを外す威力を持つ記事が書きたいところですが、なかなか難しいですよね。
寝太郎もアルクノ様のユーモラスな記事(妙見山のタンクの話、ラブラブの木の話など、楽しく拝読しました。)を楽しみにしておりますので、よろしくお願い致します。
2013年09月25日 21:33
こんばんは
素晴しい杉の老木ですね!
三枚目の写真は、まるで二本づつ植えているように見えますが、これが成長すると、下から4枚目の写真のようになるんでしょうね。
白い彼岸花初めて拝見させて頂きました!
つる姫
2013年09月26日 14:58
先週末はギリギリまで迷った末に、念願の祖母山黒金尾根ルートを踏破してきました♪ 市房山爺との出逢いはいずれ・・・のお楽しみとなりました
しかし市房山が繋いだ縁、勝手ながらも寝太郎さまブログをこれからも私のお楽しみの一つにさせて頂きたいと思うのでどうぞヨロシクお願いします!
2013年09月26日 23:06
リッキー様。こんばんは。
リッキー様から植物に関するコメント頂けるとは恐縮です。
角田山をはじめ、様々な山の花の名前の勉強を、常々させてもらっております。
引き続き美しい花、珍しい花の紹介を、よろしくお願いします。
2013年09月26日 23:33
つる姫様。こんばんは。
山行の参考記事を探すうち、我がブログに迷いこまれたようですが、お役立ち情報が皆無のへなちょこブログで、ズッコケてしまったと思います。
(道迷い→滑落の遭難パターンでしょうか?)
しかし、寝太郎の失敗は、細大漏らさず書き記すのがモットーなので、反面教師にはなると思います。
そして、その寝太郎のドジぶりを楽しく読んでいただければ本望です。
そんな感じで、ヨロシクお願いします

この記事へのトラックバック